- さいかく
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さいかく【才覚】〔「才学」の転か〕※一※ (名)(1)物事をなす際のすばやい頭の働き。 機転。(2)あれこれ苦心・工夫して金銭や物品を整えること。 工面。 算段。
「~がつく」「月末の不足を自分で~する/明暗(漱石)」
(3)才知と学識。 才学。「この比は深く案じ, ~をあらはさんとしたるやうに聞ゆる, いとむつかし/徒然 116」
※二※ (形動ナリ)才知があるさま。 知恵があるさま。II「親のゆづり受けず, 其の身~にしてかせぎ出し/浮世草子・永代蔵 1」
さいかく【犀角】(1)犀のつの。 魔よけなどのまじないや飾りに用いた。(2)犀のつのを粉にしたもの。 漢方の高貴薬で, 解毒剤・解熱剤として用いられた。 黒色のものを上等とし, 烏犀角(ウサイカク)という。 現在はワシントン条約により使用できない。IIIさいかく【西鶴】⇒ 井原西鶴
Japanese explanatory dictionaries. 2013.